Adobe MAX 2022「ベテランほど知らずに損してる☆IllustratorとPhotoshopの新常識」フォローアップ

Adobe MAX 2022、10月19日[水] 15:00-15:30の「ベテランほど知らずに損してる☆IllustratorとPhotoshopの新常識 [S953]」セッションのフォローアップです。

この記事内の目次

アーカイブ

アドビのサイトでの公開が終了したため、YouTubeチャンネルに移しました(2023年7月9日)。

セッション概要

2012年のCreative Cloud以降、いわゆるメジャーアップデート以外のタイミングでも新機能や機能強化が行われるようになりました。デモ映えするけど現場でニーズのなさそうな機能は控え目に、“地味だけど日々の仕事にすぐに役立つ”機能強化が増えています。

昔の使い方のままでも日々の仕事はこなせますが、「知っていたら早く終わる」「使えばキレイに仕上がる」機能を使わないのは「損」です。ここ10年で、ゆうに200以上はある新機能・機能強化の中から厳選し、デモを交えてお伝えします。

日本のセッションはオンラインのみ。そのため、例年どおり、事前収録でした。

そのため、2023のアップデート内容は盛り込めませんでした。noteにIllustrator 2023(27.0)のアップデート内容をまとめたのでご一読ください!

ダウンロード

ダウンロード期限は10月26日です。

Illustrator

アートボード関連

ビューの回転

次を1クリックで実現できるようにしておくと重宝します。

  • ビューの回転に合わせて[角度の制限]を変更
  • 回転しているオブジェクトに合わせてビューを回転し、[角度の制限]を変更
  • ビューの回転に合わせて、オブジェクトが水平になるように回転
  • ビューの回転をリセットし、[角度の制限]を0に戻す

こちらの記事をご覧ください。

書式なしペースト

テキスト丸ごとの差し替えには対応していません。

Gorolib Designさんのスクリプトを使うと実現できます。「もし、使っていいスクリプトをひとつだけ選べ!」と言われたら、迷いなく、これを選ぶほどオススメです。

Illustratorでのスクリプトに関しては、こちらのnote記事をご覧ください。

エリア内文字の自動調整

エリア内文字とラージカンバスの組み合わせで、コピー&ペーストできないという不具合があるようです。

Illustrator 2022/2023で再現することを確認しました。

エリア内文字の均等配置

セッション内で触れていないのですが、複数行の天地を揃えるとき、エリア内文字の均等配置が使えます。

整列

箇条書き(記号、自動番号)

26.3までと26.4.1/26.5には互換性がありませんので注意しましょう。

Illustratorで制作を行う上で注意したい点

[リンク]パネルのアイコンは序の口、リンク切れでもプレビューが見えてしまう問題など、Illustratorで制作を行う上で注意したい点をおさえておきましょう。

Photoshop

選択エヴォリューション

Photoshop 2023(24.0)

これまで[ファイル]メニューの[塗りつぶし]に割り当てられていたshift + deleteキーが「コンテンツに応じて塗りつぶし」に変更になりました。

  • option + delete:描画色で塗りつぶし
  • ⌘ + delete:背景色で塗りつぶし
  • shift + delete:コンテンツに応じて塗りつぶし

コンじる関連

2020年に出演したときの動画です。

ベテランほど知らずに損しているIllustratorの新常識

Adobe Blogにて毎月連載しています。月末近くに更新。

後日談

いただいたツイートをTogetterにまとめました。

出演者は東京タワーに集まり、当日のオンラインチャットに対応していました。

収録時のアレコレ

  • 2020/2021はスタジオ収録ができたのですが、今回(2022)はセルフ収録のみ。つまり、全出演者が各自で収録を行いました。
  • 動画提出の〆は9月5日[月]。そのため、CC 2023の新しい内容は盛り込めませんでした。
  • 日、月でガーっと仕上げようと思ったところ、日曜日のお昼から高熱(コロナ)が続き、実は、ちょっとだけ熱がおさまったタイミングでトーク部分を撮影しています。
  • 編集にはPremiere ProでなくScreenFlowを使っています。
  • コンテンツ的にはセミナーでやったら2時間程度が詰まっています。普段、大ざっぱな準備のみなのですが、今回は一字一句セリフを精査し、「1秒あたり5文字」の計算で全体の尺を測りながら内容を精査しました。