新しい箇条書きの表現

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昨晩のアップルの「Apple Special Event. March 25, 2019.」イベントでは、次のような表現が見られました。

最初に箇条書きの○が提示され、次のすべての項目をクリアしたというニュアンスで✓が追加されます。

Illustratorでの入力

Illustratorで［字形］パネルを開き、パネル下部でフォントを「SF」（San Franciscoフォント）に指定、そして、［表示］に「欧文合字」を選択すると「○の中に✓」の文字があります。

ところが、これをダブルクリックして挿入されるのは「✓」のみ。○は入りません。「○の中にA」などは問題なく挿入されるのですが…

次のようにして実現できます。

  1. ✓に続いて○を挿入する（U+20dd）

  2. 2つの文字を選択する

  3. ［OpenType］パネルで［欧文合字］オプションをオンにする

IllustratorでのSFの合字

どうやらちょっとクセがあります。

  • 合字オプションがデフォルトでオンでも「○」を入れた時点でオフになってしまう
  • 2つの文字を選択してからでないと、合字にできない

Keynoteならどうやるの？

いろいろやってみたけど、できませんでした…　箇条書きのオプションでできそうなのですが…

また、試してみて展開があったら共有します。

追記：「SF Symbols」

2019年06月、アップルから「SF Symbols」がリリースされました。

SFフォントと同じ9つのウェイト(太さ)と大中小の3つのスケール、ダークモード対応で同梱されており、開発者はiOS 13およびtvOS 13, watchOS 6以降でこのシンボルをナビゲーションやツールバー、アクションなどのシンボルとして利用することができるそうです。

また、「SF Symbols.app」というプレビュー用のアプリがリリースされています。

この記事を書いた人

鷹野 雅弘

鷹野 雅弘

株式会社スイッチ

DTPやウェブサイト制作など、25年以上、第一線で手を動かし続け、「制作→執筆→講演」のサイクルを回す日々。
2015年から大阪芸術大学 客員教授。2017年からAdobe Community Evangelist。

ウェブ制作者向けのセミナーイベント「CSS Nite」や、DTP制作者向けの情報サイトDTP Transitを、それぞれ2005年から継続している。

テクニカルライターとして30冊以上の著書を持ち、総販売数は18万部を超える。主な著書に『10倍ラクするIllustrator仕事術（増強改訂版）』（共著、技術評論社）など。Adobe MAX US 2018に出演。

記事の執筆に際して

  • 「生粋のMacユーザーでUSキーボード使い」のため、WindowsおよびJISキーボードでの検証は基本的に行っていません。
  • このブログはアドビ社とは無関係です。鷹野 雅弘はAdobe Community Evangelistとして認定されていますが、活動に際しての金銭的な対価は得ていません。

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