Creative Cloudの「どのバージョンも出し入れ可能」のポリシーが変更 #2019アドビ令和の変

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Creative Cloudは、「どのバージョンも出し入れ可能」としてCS6以降、すべてのバージョンを自由にインストール/アンインストールすることができます。

というルールが“前触れもなく”、急に変わるようです。というか、アプリケーションによって、もう古いバージョンがインストールできなくなっています。

詳細はこちらに記載されています。

Creative Cloudのダウンロード可能なバージョンの変更につきましてお知らせいたします。Creative Cloudの最新版へのアップデートがお済みでない場合、一部の旧バージョンのアプリケーションを使用したり、それらのバージョンを含むパッケージをインストールすることができなくなります。以下の表に記載されている認定外の製品のご使用を中止していただき、認定されているバージョンへのアップデートをお願いいたします。お客様には引き続きCreative Cloudをご活用いただけますとともに、今後はより高度な機能やセキュリティが提供されます。

Creative Cloudの認定外のバージョンの使用またはインストールを継続した場合、第三者に権利侵害を主張される可能性がありますのでご留意ください。

次のステップ:

ユーザーがデスクトップアプリからCreative Cloudにセルフサービスでアクセスしている場合は、ソフトウェアをアップデートするようにユーザーに促してください。

  • 製品をパッケージしてユーザーにインストールしている場合は、Adobe Admin Consoleにアクセスして、認定されたバージョンでパッケージを作成してください。
  • 最後に、今後間違えてインストールすることがないよう、認定外のバージョンをアンインストールし、既存のパッケージを削除することを推奨します。

認定バージョン

かなり強いトーンで書かれています。

認定外のバージョンをアンインストールし、既存のパッケージを削除することを推奨します。

整数バージョンで表記されているので、わかりにくくなっています。尾花さんが補足されていますが、(スペースの関係で)「20」が抜けています。

バージョンについては、モリオさんのこららを参照。

Illustratorは?

次のように書かれていますので、Illustratorはすべてのバージョンを使える、ということでしょうか?…

以下の表に記載されていない製品については、すべてのバージョンが認定されます。 記載されているバージョン番号は、すべてAdobe Admin Console、Creative Cloud PackagerおよびCreative Cloudデスクトップアプリケーションに表示されるものです。

今後

「過去、3バージョンまで」は、ある意味妥当ですし、バージョンが増える弊害もあります。

しかし、現場によっては、ワークフローの大きな変更が必要になりますし、当面、混乱は続くでしょう。

「いついつから」と予告した上で、移行期間的なものを設けたらよかったのではないかと思います。

怪談

Creative Cloud導入当初、認証が通らずに起動できないということがあり、スクールなどで大きな問題になることがありました。

私たちは使わせていただいている身ともいえますが、認証できないだけでも使えなくなってしまうことを考えるとゾッとします。

「この先の将来のこと」を担保する話は、やっぱりどこまでも信じられないもんですね。ソフト会社が向かっているクラウド販売の信頼性を大きく損なう決定だと思います。

昨年末に発表になり、しれっと値上がりしたわけですが、可能性は十分にあります。

問題はそこではなくて「契約時にレガシーバージョンも使えるよって言ってたのに突然サポートを切ったこと」にあるんだよな。

続報

続報(2)

英語版はこちら。 に掲載されていますが、次のように記載されています。

Business customers in need of an older version of a Creative Cloud application should contact their IT Administrator to see if one is available.

「古いバージョンが必要な方は、社内の管理者に問い合わせください」と、ダウンロード以外の方法があるようなニュアンスですが、定型句ですね…

続報(3)

日本語版のページがありました。

アドビでは、一部のアプリケーションの古いバージョンを非認定とし、使用を認めていません。

まとめ

急ごしらえのページ)から察するに、係争関連での急対応なのかもしれません。もう少し説明があるとよかったですよね。

その後(4)

インストーラーを落としておこう、という方が増える反面、

インストーラーがあっても認証サーバーを通らなくて、インストールできないかも…

その後(5)

Oracleでなく、Dolbyみたいです。

まとめ(2)