macOSのマウスポインターをIllustratorでトレースする

思い立ってmacOSのマウスポインターをトレース。

“棒”の部分は、罫線を描いて太らせてもいいのですが、長方形で描いた。

このような場合、環境設定の[一般]カテゴリで、[角度の制限]を値を変更しておくと、[長方形ツール]でドラッグするとき、その角度で描画できる。

テキスト入力(やオブジェクトの移動)なども、[角度の制限]の値を参照します。

調整ながらやっていたところ23度かな、と思ったのですが、“棒”の部分の角度は(45度の半分で)22.5度でした。

ちょっとモヤモヤしてしまうのが交差部分。右のように45°の線上で交差するのが気持ちいいけれど、それだと下絵とちょっと違うズレる。

Illustratorの[選択ツール]

おまけでIllustratorの[選択ツール]をトレース。こちらはシンメトリーになっている。

なお、“一筆”でなく、複数の罫線を描きながら進めていくには、次のような手順を踏む。

  1. 罫線を選択し、パスファインダーの[分割]を実行(はみ出た罫線が消えるが、パスは結合していない)
  2. パスファインダーの合体を実行(パスが結合するが透明になる)
  3. カラーリング

アピアランスで実装

そのままの手順をアピアランスで行うこともできる(つまり、罫線はそのままなので再編集しやすい)。

つまり、左のように罫線を描いた後にグループ化し、グラフィックスタイルとして適用できる。

アドビの人へ

[選択ツール]や[ダイレクト選択ツール]の矢印には“棒”が必要だと思うんです…!

Illustrator、Photoshop、InDesign、XDで揃ってはいるんですが、「矢印のアイコン」で通じないのは不便。