Illustratorで同じ塗り、同じ線のオブジェクトを選択する

次の3つのアプローチがあります。

  • 自動選択ツール
  • 共通オブジェクトを選択（コントロールパネル）
  • ［選択］メニューの［共通］

自動選択ツール

ツールバーの［自動選択ツール］をダブルクリックすると、［自動選択］パネルが開きます。

同じ塗り、同じ線のオブジェクトを選択するには、［カラー（線）］オプションにチェックを付ける必要があります。

共通オブジェクトを選択（コントロールパネル）

こちらのボタン（および、オプション）は、［プロパティ］パネルには用意されていません。

デフォルトの「すべて」が便利です。

［選択］メニューの［共通］

自動選択ツール、共通オブジェクトを選択と比べると、項目が多いのが特徴。

同じ塗り、同じ線のオブジェクトを選択するには［塗りと線］を選択します。

比較

比べてみると、結構、異なります。順番や項目名を統一してくれるといいな、と思います。

自動選択ツール共通オブジェクトを選択
（コントロールパネル）		［選択］メニューの
［共通］
すべて✓ 
カラー（塗り）✓✓✓
カラー（線）✓✓✓
カラー（塗りと線） ✓✓
線幅✓✓✓
不透明度✓✓✓
描画モード✓✓
グラフィックスタイル ✓✓
アピアランス✓✓
アピアランス属性✓✓
シェイプ✓✓
シンボルインスタンス ✓
一連のリンクブロック ✓

オブジェクトを一括選択（グローバル編集）

同じ大きさ、または、同じ比率で伸縮している場合のみ、［オブジェクトを一括選択］を使うことができます。

カタチが異なる場合には使えません。

  • コントロールパネル

  • ［オブジェクト］メニューの［オブジェクトを一括選択］

  • ［プロパティ］パネル

この記事を書いた人

鷹野 雅弘

鷹野 雅弘

株式会社スイッチ

DTPやウェブサイト制作など、25年以上、第一線で手を動かし続け、「制作→執筆→講演」のサイクルを回す日々。
2015年から大阪芸術大学 客員教授。2017年からAdobe Community Evangelist。

ウェブ制作者向けのセミナーイベント「CSS Nite」や、DTP制作者向けの情報サイトDTP Transitを、それぞれ2005年から継続している。

テクニカルライターとして30冊以上の著書を持ち、総販売数は18万部を超える。主な著書に『10倍ラクするIllustrator仕事術（増強改訂版）』（共著、技術評論社）など。Adobe MAX US 2018に出演。

記事の執筆に際して

  • 「生粋のMacユーザーでUSキーボード使い」のため、WindowsおよびJISキーボードでの検証は基本的に行っていません。
  • このブログはアドビ社とは無関係です。鷹野 雅弘はAdobe Community Evangelistとして認定されていますが、活動に際しての金銭的な対価は得ていません。

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