ソースコードの組版(InDesignでの文字スタイル/段落スタイル)
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案件でソースコードを扱う件があり、次のようなことを考えていました。
環境設定での引用符の設定
あえて〈マヌケ引用符〉にします。
合字を避ける
ソースコードでは「合字」はオフにしておいた方がよいでしょう。
[基本文字形式]の[欧文合字]オプションをオフにします。
[欧文合字]は、文字スタイルでも設定できます。
ハイフネーションを避ける
ソースコード内でハイフネーションが生じると「入れるべきハイフンなのか、入ってしまったハイフンなのか」読者は判断できません。
※デフォルトでは、
段落スタイルで[ハイフネーション]をオフにしてもよいのですが、ソースコード以外も対象になってしまいます。
文字スタイルで設定したいところですが、文字スタイルにはハイフネーションは設定できません。
そこで文字スタイルの[言語]を「日本語」にします。これによってハイフネーションがかからなくなるほか、スペルチェックの対象からもはずれます。
デフォルトでは、欧文部分の言語は「日本語」になっていますが、私はスペルチェックのために、デフォルトで正規表現スタイルをかましています。
タグの中の日本語
次の例のように、最初の「ローション」はタグの中、2つの「ローション」はタグ外ですので、異なる体裁にしたいところです。
段落スタイルでは2つの「ローション」に適用したい書式を設定し、「先頭文字スタイル」を使ってソースコード用の文字スタイルを自動適用します。
インデント
ソースコードのブロックは、強制改行した方がハンドリングがよいのですが、「ここまでインデント」(⌘ + \)すると、それ以降、すべてに影響してしまいます。
強制改行でなく、改段落で改行します。
まとめ
ソースコード用に段落スタイルを作成し、次の設定を行います。
- 等幅フォントなど、ソースコードっぽいフォントを指定する(欧文フォントではカバーできないので合成フォントを作成する)
- [欧文合字]をオフ
- [言語]を「日本語」に(結果として、ハイフネーションがオフになり、スペルチェックの対象から外れる)
HTMLのソースコード場合の場合には、先頭文字スタイルで文字スタイルを自動適用する。