初学者向けInDesignの小ネタ
この記事内の目次
InDesignの勉強をはじめたばかり方向けの小ネタを集めてみました。
テキストの選択
クリック数に応じて、次のように選択されます。
- 2回:同じ文字種、英単語
- 3回:行
- 4回:段落
テキストファイル配置時の流し込み
短めの文字原稿であれば、テキストファイルからコピー&ペーストでよいのですが、長めの場合には[配置]コマンドを使います。
テキストファイルを配置するとき、optionキー(Altキー)を押しながらクリックすると、必要なページが追加されつつ、自動流し込みが行われる。
実際には、3つの方法がある。
- optionキー(Altキー)+クリック:
- shift + クリック
- optionキー(Altキー)+shift + クリック
空行の削除
空行(改行のみの行)は使わず、段落前後のアキ(余白)は「段落前のアキ」「段落後のアキ」を使います。
検索置換を使う
[検索と置換]ダイアログボックスを開き、[クエリ]から「複数改行から単一改行」を選択して[すべてを置換]すると、空行を削除できる。
読み込み時に削除する
空行を削除するには、[配置]ダイアログボックスで[読み込みオプションを表示]をオンして、[段落間の改行を削除]オプションをオンする方法もアリ。
新規段落スタイルの作成
新規段落スタイルを作成する場合には、[+]アイコンをoptionキー(Altキー)+クリックするのがよい。
[新規段落スタイル]ダイアログボックスが開くので、スタイル名および段落スタイルの編集に取りかかれる。
次のオプションをオンにして進めましょう。
- [選択範囲にスタイルを適用]
- [プレビュー]
段落スタイルの編集
段落スタイルは作って終わりでなく、継続的な調整を行いながら作業を進めます。
[段落スタイル編集]ダイアログボックスを開く
段落スタイルを編集する場合には、ダブルクリックでなく、⌘ + option + shift + ダブルクリック(Ctrl + Alt + Shift + ダブルクリック)が吉。
カーソルのある段落に、編集したい段落スタイルが意図せず適用されてしまうことを防ぐことができる。
[段落スタイル編集]ダイアログボックスを開いて編集すると、該当箇所にリアルタイムに反映するがナイス。
ドキュメント上の該当箇所を修正して再定義
該当箇所に対して、コントロールパネルや各種パネルで調整して、[段落スタイル]パネルメニューから[段落スタイルを再定義]してもよい。
キーボードショートカットは、⌘ + option + shift + Rキー(Ctrl + Alt + Shift + Rキー)。RはRedefineに由来。
段落スタイルの適用
段落スタイルの適用先は段落。段落内にカーソルがあれば段落スタイルを適用できます。つまり、段落内の文字をすべて選択する必要はありません。
キーボードショートカットを使う
段落スタイルにはキーボードショートカットを設定できる。
キーボードショートカットには数字キーが必要。過去のInDesignではテンキーのみだったが、現在では、テンキーでない数字キーでも設定可能。
検索置換を使う(1)
見出しの段落に「●」がついている場合、検索文字列に「●」、置換形式に段落スタイルを設定して置換すれば、●のついている段落に「見出し」段落スタイルを適用できる。なお、置換文字列が空白でも「●」は削除されない。
「●」を削除するには、置換形式を空白にして実行する。
検索置換を使う(2)
厳密には上記の方法の場合、段落先頭以外に「●」が入っている段落にも適用されてしまう。
「正規表現」カテゴリに切り換え、検索文字列に「^●」のように入力する。「^」は文の先頭を意味する。