指定フォルダーへの移動と「Open/Saveダイアログボックス」の判定

この記事内の目次

よく使うフォルダーへのスピーディなアクセスについての続編です。

Default Folder Xで「よく使う項目」にキーボードショートカットを指定する

Default Folder Xで「よく使う項目」にキーボードショートカットを指定すると、Finder(Path Finder)上だけでなく、Open/Saveダイアログボックスでも、キーボードショートカットを使ってフォルダーへの移動が可能です。

しかしながら、次のような問題があります。

  • Finder上でフォルダーを開くのがとても遅いことがある
  • Default Folder Xの環境設定を複数のマシンで管理できない(クリーンインストール時も同様)

対策

Default Folder Xの「よく使う項目」にキーボードショートカットを指定することはあきらめ、Keyboard Maestroのみで設定。

それぞれ異なるキーボードショートカットを設定。

  • Finder(Path Finder)
  • Open/Saveダイアログボックス

キーボードショートカットを浪費してしまうし、面倒。

「Open/Saveダイアログボックス」の判定

Openダイアログボックスには[開く]ボタンが、Saveダイアログボックスには[保存]ボタンが存在します。

そこで、[開く]ボタンが存在するか、[保存]ボタンが存在すれば、と設定することで「Open/Saveダイアログボックス」の判定が可能です。

実際には、IllustratorやInDesignで[配置]

「Open/Saveダイアログボックス」内でのフォルダー移動

「Open/Saveダイアログボックス」(および、Finder)では、⌘ + shift + Gキーで[移動]コマンドを呼び出すことができます。

結論

次のように設定することで、同じキーボードショートカットを使って、指定フォルダーを開くことができます。

なお、実際には、次のように[配置]ボタンと[挿入]ボタンが必要です。また、ダイアログボックス判定は“おまじない”化し、

そのマクロを参照するようにして、フォルダーへのパスを変数で扱うのがシンプルですし、修正に強くなります。

図解すると、こんな感じ。

Illustratorのファンキー仕様

Illustratorのダイアログボックスでは、⌘ + shift + Gキーが効かない、というオチが付きました…(InDesign、Photoshopは問題ありません)。

おまけ

Path Finderでは、次のようなキーボードショートカットが使えます。

  • リストの最上部に移動:⌘ + option + ↑キー
  • リストの最下部に移動:⌘ + option + ↓キー

「Open/Saveダイアログボックス」では、上記のキーボードショートカットは使えないため、次のキーボードショートカットを用います。

  • リストの最上部に移動:Home(fn + ←)
  • リストの最下部に移動:End(fn + →)

「Open/Saveダイアログボックス」の判定を使うことで、こちらも解決できました。