Keyboard Maestroで画面をOCRする
この記事内の目次
2年弱近く、したたか企画さんの「画面にOCRをかけて文字を抽出したい!」を利用させていただいていまして、それはそれは重宝しています。
したたか企画さんの「画面にOCRをかけて文字を抽出したい」がスゴいのでアプリ化して、確認画面が出るようにした - DTP Transit Keyboard Maestro 9.0以降、デフォルトの機能でOCRをサポートしはじめました。
OCR Features - Tips & Tutorials - Keyboard Maestro Discourse
- Keyboard Maestroのバージョン9.0がリリース!ダークモード対応やJSON関連のアクションが追加 | Webrandum
正直、たいしたことないだろう…と高をくくっていましたが、0.5秒を積み上げろ さんの記事で取り上げられていたので試してみました。
Keyboard MaestroでのOCRの設定方法
OCRアクションの使い分け
「Image」セクションには、次の2つのアクションがあります。
- OCR Image
- OCR Screen
ドラッグした領域のスクリーンショットを撮影するアクションには「OCR Image」を利用します。
「OCR Screen」でもarea指定はできますが、ドラッグした領域を指定するには適切ではありません。
使いはじめる際に、日本語向けの「Training Data」をインストールする
Keyboard MaestroでOCRを使うには、日本語向けの「Training Data」が必要です。次の操作を使いはじめる下準備として一回だけ行う必要があります。
[Select/Download Training Data]をクリック
ポップアップメニューが開く
「Japanese(2.5MB)」を選択する
[Download]ボタンをクリック
作成したマクロ
次のようなマクロを設定しました。
- スクリーンショットを撮影する
- Keyboard MaestroでOCRを実行
- 整形(改行を削除)
- 結果をウインドウに表示
- 1秒待って
- [OK]ボタンをクリック
screencaptureコマンド
screencapture -ic
は「選択範囲をクリップボードにコピーする」という意味です。
-ic
は次の2つのオプションの組み合わせ。
- i:対話式モード
- c:ファイルに保存せず、クリップボードに保存する
このほかのオプションについては、次のブログ記事などを参照してください。