コンセプトはスーパーグッド。でも、詰めが甘くて惜しいNums
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「厚さ0.26mmのガラスを貼ることで、トラックパッドをテンキーにする」という「Nums」を購入してみました。
結論からいうと「むちゃくちゃ惜しい」。コンセプトは素晴らしいですが、現時点では、いろいろと不満が残ります。
Numsができること
専用のアプリをダウンロードし、コードを入力することで次の3つが使えるようになります。
- [A]トラックパッド右上から中央にスワイプすることで、トラックパッドをテンキーモードにする(トグルになっており、オフる操作も同様)
- [B]トラックパッド左上から中央にスワイプすることで、計算機.appを起動しつつ、トラックパッドをテンキーモードにする
- [C]トラックパッド左下から中央にスワイプすることで、(専用)ランチャーを起動する
不満(1)キートップのフォントが…
現在、MacBook Proのキートップのフォントには「SF(San Francisco)」が使われていますが、NumsのキートップはGill Sans…
SFフォントは、サードパーティが使うことは許されていないのかも…と思いつつ、わざとなのかもしれません。
不満(2)計算機.appとのキー配置が異なる
「[B]トラックパッド左上から中央にスワイプすることで、計算機.appを起動しつつ、トラックパッドをテンキーモードにする」がイケてるのですが、計算機.appとトラックパッド上のキー配置が異なります。
これって揃えないとUI設計としてマズいですよね。
不満(3)ランチャーをオフにできない
喜ぶ人もいると思いますが、私には不要。
機能そのものをオフにしたいのですができないため、誤操作で起動してしまうことがあり、不便なんです。
不満というか、ローカライズもがんばって!
[アクティブーションの無効化]になってしまっています。さらにいうと、ツールチップでは「アクティベーション」になっています。
判断が難しいけれど、15inchモデルだとボタンが大きすぎて、タッチタイプが厳しい
最近のMacBook Proのトラックパッドは大きいため、それに合わせてUIを拡張してしまったようです。そのため、それぞれのキーの領域が大きいんです。
これによって、タップ操作がやりやすくなりそうですが、いかんせん大きすぎるため、タッチタイプは厳しそう。そもそもタッチタイプはしないだろう、という判断かもしれませんが、慣れたら自然とそのモードに移行しそうですし。
結論
むちゃくちゃ応援したい気持ちいっぱいですが、少しこなれるのを待つ方が賢明かも。
とりあえず、持ち歩いてるMacBook Proに貼ってありますので、興味ある方はお声がけくださいね。