Photoshopで「レイヤーのフィルタリング」を使って条件を満たすレイヤーのみを表示する

Photoshopには、「ぼかし(ガウス)」などのフィルターと、条件に応じてレイヤーを絞り込むフィルター(フィルタリング)があります。

Photoshop CS6以降に搭載されたレイヤーのフィルタリングを使うことで、目的のレイヤーを探しやすくしたり、また、フォーカスしたいレイヤーのみを表示など、作業効率が向上します。

フィルタリングには、次のオプションが用意されています。

  • 種類:ピクセル、調整、テキスト、シェイプ、スマートオブジェクトなどの種類
  • 名前:レイヤー名(の一部)をクエリー入力
  • 効果:レイヤー効果
  • モード:描画モード
  • 属性:表示状態やリンク、レイヤーマスクなど
  • カラー:カラーラベル
  • スマートオブジェクト:スマートオブジェクトの種類
  • 選択済み:特定のレイヤーのみを表示(ドキュメント上も)
  • アートボード:作業中のアートボードのみを表示

レイヤーのフィルタリングの全容です。

[レイヤーを検索]コマンド=「名前」フィルター

[選択範囲]メニューに[レイヤーを検索]があります。キーボードショートカットはcommand + option + shift + F(Find)。

[レイヤーを検索]を実行すると、[レイヤー]パネルで「名前」フィルターが選択され、入力フィールドがフォーカスします(=すぐに入力できます)。

  • [レイヤー]パネルが開いていないときには、[レイヤー]パネルが開きます。
  • ほかのフィルターを選択しているときには、「名前」フィルターに切り替わります。

つまり、[レイヤーを検索]コマンド=「名前」フィルターです。

[レイヤーの分離]コマンド=「選択済み」フィルター

[選択範囲]メニューの[レイヤーの分離]を実行すると、[レイヤー]パネルで選択しているレイヤーのみ以外のレイヤーが非表示になります(ドキュメント上で非表示になるわけではありません)。

[レイヤー]パネルのフィルターでは「選択済み」と表示されます。

つまり、[レイヤーの分離]コマンド=「選択済み」フィルターです。

フィルターをオフにする

[レイヤーの分離]にはキーボードショートカットが用意されていませんが、設定しておきましょう。

[レイヤー]パネルで「レイヤーフィルタリングのオンとオフを切り替え」をクリックする代わりに、[レイヤーの分離]のキーボードショートカットを2回押すことで代用できます。

フィルタリングの種類とオプション

フィルターオプション(選択肢)
種類ピクセルレイヤー
調整レイヤー
テキストレイヤー
シェイプレイヤー 
スマートオブジェクト
名前(レイヤー名をクエリとして入力)
効果モード(描画モード)
属性
カラー
スマートオブジェクト
選択済み
アートボード
モード通常
ディザ合成
比較(暗)
乗算
焼き込みカラー
焼き込み(リニア)
カラー比較(暗)
比較(明)
スクリーン
覆い焼きカラー
覆い焼き(リニア)-加算
カラー比較(明)
オーバーレイ
ソフトライト
ハードライト
ビビッドライト
リニアライト
ピンライト
ハードミックス
差の絶対値
除外
減算
除算
色相
彩度
カラー
輝度
属性表示
ロック済み
空白
リンク
クリップ
レイヤーマスク
ベクトルマスク
レイヤー効果
高度な合成
非表示
ロックなし
空白なし
リンクなし
クリップなし
レイヤーマスクなし
ベクトルマスクなし
レイヤー効果なし
高度なブレンドなし
カラーなし
レッド
オレンジ
イエロー
グリーン
ブルー
バイオレット
グレー
スマート
オブジェクト
ライブラリにリンクされた最新のスマートオブジェクト
ローカルにリンクされた最新のスマートオブジェクト
リンクされた古いスマートオブジェクト
リンクされた不足しているスマートオブジェクト
埋め込みスマートオブジェクト
選択済み選択しているオブジェクトのみを表示
アートボード選択しているアートボードのみを表示

補足:特定のレイヤーのみを表示

フィルタリングとは無関係ですが、作業時に次のコマンドも役立ちます。

  • 特定のレイヤーのみを表示:command + option + shift + ,
  • すべてのレイヤーを表示:command + option + ,

なお、command + , は選択しているレイヤーの表示/非表示をトグルします。

参考(1)

参考(2)

牧下さんのスライドが、とても参考になります。

追記(2019年2月24日):

みゆきちさんさんにコメントと補足説明をいただきました。感謝!