移行の季節がやってきました(macOS Big Sur、CC 2021)
この記事内の目次
macOS、アドビのアップデートがやってきます。
正直、毎年やっていただく必要はまったくないですし、このサイクルをやめて欲しいのが本音ですが、やってくるのです… せめて、ほぼ同時でなく、数ヶ月でもずらしてくれるといいのですが。
軽いまとめ
CC 2021(10月22日以降)
- 10月22日以降、CC 2019の新規インストールができなくなります。
macOS Big Surのリリース以降(9月末か、10月)
- macOS Big Surのリリース以降、新規に購入するMacにはmacOS Big Sur以前のOSをインストールできません。
- macOS Big Surのリリース以降、macOS Catalina(10.15)のインストーラーディスクを作るのがちょっと面倒になります。
アドビ(CC 2021)
2019年5月に「どのバージョンも出し入れ可能」ポリシーがサイレントに変更になり、「直近の2バージョンまで」になりました。
- [Creative Cloudの「どのバージョンも出し入れ可能」のポリシーが変更 #2019アドビ令和の変 | DTP Transit](Creative Cloudの「どのバージョンも出し入れ可能」のポリシーが変更 #2019アドビ令和の変 | DTP Transit)
このため、2020年の10月のAdobe MAXのタイミングで、CC 2019の新規インストールが不可能になります。
次に該当する方は、早めにCC 2019をインストールし、[以前のバージョンを削除]オプションをオフにしておきましょう。
- CC 2019が必要な方
- 検証などのために一応入れておきたい方
なお、[以前のバージョンを削除]オプションはアプリケーションごとに設定する必要がありますのでご注意ください!
[以前のバージョンを削除]オプションをオフにしておけば、CC 2019を継続して使うことができます。
[以前のバージョンを削除]オプションをオフにしていても、複数のアプリケーションを更新時に出てくる[すべてのアプリケーションを更新]では、またオンになってしまうので要注意です。
- [以前の設定および環境設定を読み込む]:オフにして新しく作りましょう
- [以前のバージョンを削除]:オフにして古いバージョンを残しましょう
つまり、両方オフにするのです!
Creative Cloudのアップデートが来ましたね。「すべてをアップデート」を押したら、ダイアログを確認しましょう。前回、両方ともオフにしておいたハズなのにまた復活してる…両方ともオフ。環境設定は作り直し、以前のバージョンは削除しない pic.twitter.com/ImfSXn1ceu
— あかつき@おばな (@akatsuki_obana) October 20, 2020
macOS(macOS Big Sur)
macOSの次期バージョンmacOS Big Sur(11.0)も近々にリリースされます。
ハードとしてのMacは、その発売よりも前のmacOSをインストールできません。つまり、macOS Big Surのリリース以降にMacを購入すると、それ以前のmacOSはインストールできません。
中古でなく、新規にMacを導入する意向がある方は、急いで購入すべきでしょう。
10.15のインストーラーを準備しておきましょう
USBメモリーからインストールできるように、インストールディスク(リカバリーディスク)を準備しておきましょう。
狙いはMac mini
現行のMac mini 2020は、Mac mini 2018とほぼ同様の仕様となっているため、新規に購入してもmacOS Mojave(10.14)のインストールが可能です。
macOS Big Surは仕事に使える?
私は次のように考えています。
- macOS Catalina(10.15)は32bitアプリが動かないなど、仕事として使うには問題が多い
- macOS Big Sur(11.0)は非常に未知数。仕事のメインマシンに使うには明らかに早い
Appleシリコン
現行のIntel製のCPUから、2年かけてAppleシリコンに移行することが2020年6月に発表されました。
Appleシリコンを搭載した最初のMacを今年末までに出荷し、約2年間で移行を完了する予定です。
と明言されていますので、機材導入には、この流れも視野に入れる必要があります。
今回初めて、デベロッパはiOSやiPadOSのアプリケーションをまったく変更せずにMacのアプリケーションとして提供することが可能になりました。
これまでも68K→PowerPC→Intelと移行してきましたが、今回のApple Siliconへの移行は、そのレベルの大きな出来事です。
Appleは今後も引き続き、IntelベースのMac向けmacOSの新バージョンのサポートとリリースを行っていきます。
とは言っていますが、断捨離マニアのアップルが冷酷に切り捨てそうなことは想像できます。
アドビとMacの互換性
珍しくリリース前にアドビからアナウンスされています。
現在、Big Surでアプリのテストを実施し、最適化を進めていますが、このOSはまだサポートされていません。アドビアプリケーションは、macOSのリリースバージョンでご利用ください。
ざっくりいうと、macOS Big Surはアドビがアナウンスするまでサポートしない、ということです(当然といえば当然ですが)。
まとめ
- CC 2019をインストールしておきましょう
- CC 2019を継続利用されたい方は、[以前のバージョンを削除]オプションをオフにしておきましょう
- 新規に(新品の)Macを導入予定の方は急いで!
- macOS Catalina(10.15)のインストーラーディスクを作っておきましょう
- macOS Big Surの導入は慎重に!!
アンケート
macOSとCreative Cloudの大規模アップデートについて
— DTP Transit (@DTP_Transit) September 23, 2020