Keynote for MacのキーボードショートカットをIllustratorユーザー向けにカスタマイズする

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Keynote for Macには、キーボードショートカットのカスタマイズ機能がありません。

[システム環境設定]の[キーボード]でカスタマイズできますが、これをセットして書き出すことができませんので、Macのクリーンインストール時やリプレース時などに困ります。

Keyboard Maestroを使ってIllustrator風にカスタマイズ

私の場合には、Keyboard Maestroを使ってIllustrator風にカスタマイズしています。

カテゴリコマンドキーボードショートカットオリジナル
グループグループ化⌘ + G⌘ + option + G
グループ解除⌘ + shift + G⌘ + option + shift + G
重ね順最前面へ⌘ + shift + ]⌘ + option + shift + F
最背面へ⌘ + shift + [⌘ + option + shift + B
前面へ⌘ + ]⌘ + shift + F
背面へ⌘ + [⌘ + shift + B
テキストフォントサイズを小さく⌘ + shift + ,(<)⌘ + -
フォントサイズを大きく⌘ + shift + .(>)⌘ + =
左揃え⌘ + shift + L⌘ + {(shift + [)
中央揃え
(中心線に合わせる)
⌘ + shift + C⌘ + |(shift + ])
右揃え⌘ + shift + R⌘ + }(shift + \)
ジャスティファイ
(両端揃え)
⌘ + shift + J⌘ + option + |
文字間隔きつくoption + ←⌘ + option + [
文字間隔ゆるくoption + →⌘ + option + ]
ズームズームアウト⌘ + -⌘ + shift + ,(<)
ズームイン⌘ + =⌘ + shift + .(>)
スライドに合わせる⌘ + 1⌘ + option + 0
選択部分に
合わせた拡大・縮小
⌘ + 2⌘ + shift + 0
全体表示⌘ + 0⌘ + option + shift + 0
整列右揃えF5なし
⌘ + control + ←(XD風)なし
中央F6なし
⌘ + control + C(XD風)なし
右揃えF7なし
⌘ + control + →(XD風)なし
縦方向均等F8なし
⌘ + control + V(XD風)なし
上揃えF9なし
⌘ + control + ↑(XD風)なし
縦方向中央F10なし
⌘ + control + M(XD風)なし
下揃えF11なし
⌘ + control + ↑(XD風)なし
均等配置・中央F12なし
⌘ + control + H(XD風)なし
新規新規スライド⌘ + N⌘ + shift + N
新規ファイル⌘ + option + shift + N⌘ + N
スライドスライドをスキップ⌘ + /⌘ + shift + H
スキップを解除⌘ + option + /⌘ + shift + H(トグル)
マスター編集⌘ + shift + E⌘ + shift + E
次のスライド⌘ + option + ↓↓(またはfn + ↓)
前のスライド⌘ + option + ↑↑(またはfn + ↑)
最初のスライドcontrol + ,fn + ←
最後のスライドcontrol + .fn + →
スライドの
グループ表示
下位項目をすべて隠す⌘ + option + ←なし
下位項目をすべて表示⌘ + option + →なし
下位項目を隠す⌘ + ←なし
下位項目を表示⌘ + →なし
書き出しPDF⌘ + Eなし
インスペクタフォーマットcontrol + 1なし
アニメーションcontrol + 2なし
書類control + 3なし
次のインスペクタタブoption + tabcontrol + @
アニメーションアニメーションをコピー⌘ + control + C
アニメーションをペースト⌘ + control + V

備考

  • MacBook ProのTouch Barでは、ファンクションキーが効かないことがあるため、XD風のキーボードショートカットに統一するのがよさそう(IllustratorユーザーのためのXDの勘どころ | DTP Transit)。とはいえ、1つのキーで実行する方が早い
  • 次のスライド/前のスライドは、フォーカスしている対象によって異なるため、command + option + ↑/↓で統一
  • ロック(command + L)、ロック解除(command + option + L)はデフォルトのまま。これは逆に、Illustratorの設定を変更した方がよい
  • 文字間隔きつく・ゆるくの挙動が(Illustratorユーザーにはトリッキー)。カーソルをたてていてもテキスト全体が対象になる。特定箇所のみを対象にしたい場合には文字列を選択する
  • 新規ファイルの作成よりも、新規スライドの作成が圧倒的に多いので、新規スライドを優先した方が吉
  • ズーム系のキーボードショートカットを使いこなすだけで効率は確実にアップする

スライドのグループ化

画面の左側のスライドのサムネールが並ぶ[ナビゲータ]では、tabキーを押すことで「グループ化」することができます。

  • さらにtabキーを押すと、階層が深くなる
  • shift + tabキーで階層を浅く

これをうまく使うことで、スライド全体の構造がわかりやすくなります。

デフォルトのキーボードショートカット

Keynote for Macのデフォルトのキーボードショートカットは、[ヘルプ]メニューの[Keynoteヘルプ]から見ることができるほか、Keynote ヘルプにもオンラインヘルプがあります。

Keynoteの進化

Keynote for Mac、いつの間にか9.0になり、次の2点に気付きました(少し前からあったかも)。

フォントの置換

[フォーマット]メニューの[フォント]→[ フォントの置換]を使って、フォントの置き換えが可能になっています。

段落スタイル

段落スタイルが使えるようになっていました。「アウトライン」機能と連動します。

整列

選択しているオブジェクトがひとつだけのとき、整列を実行すると、スライドが対象になります。

複数オブジェクトを画面の中央に移動したい場合には、いったんグループ化してセンターに移動、その後、グループ解除、という流れで実現できます。